消費者金融での借り入れは名義変更以前にその行為が命取りです
一般的な名義変更でしたら、債務者の返済能力が無くなり、第三者がその債務の引き取りをする場合、消費者金融と現債務者、新債務者三者で契約を結びます。このように、現債務者が返済能力が無くなるということ以外は名義変更で円満に債務引き受けが行われ、その後、問題が残ることはありません。
しかし、知識不足によって安易に引き受けてしまうトラブルがあります。お金を借りたい人が消費者金融で審査が通らない場合、友人名義で融資を受け、その友人に返済していくなどという時、普通では考えら れませんが、融資に疎い学生や若者、社会的経験の不足した人にはありがちなことで、返済してくれるのだから名前を貸すくらい問題ないと思ってしまうのです。たとえそれが滞りなく友人から友人へ返済されたとしても、消費者金融で融資を受けたという事実は金融会社が共有している信用取引情報に残ります。実際お金が必要では無かった人に傷として残るのです。銀行での融資は何も問題ありません。しかし、消費者金融での融資は、銀行で借りられなかった人、というレッテルが張られるも同然です。そして万が一、その友人の返済が滞ったらどうでしょう、滞納するのはあなたということになります。滞納の危険性に気づけたとしても、支払うのはあなたということです。名義の貸し借りは百害あって一利無しです。
このようなトラブルに巻き込まれていることに気がついたら、すぐ本当の債務者に名義変更しましょう。審査は通らなくても、名義変更ならできる可能性があります。